百姓見習の作業風景
最近は、宮崎でもようやく11月らしい寒い日がくるようになりました。
梅園では、毎日梅の選定作業をしております。
樹齢40年を超える老梅から、樹齢16年の若木まで、冬のうちに全部選定していかなければなりません。
選定といっても、ただ枝を切るだけではありません。
梅の木に、太陽の光がまんべんなく注ぐように、頑張って実をならせくれた古い枝を新しい元気な枝に更新(バトンタッチ)や、上に立つ枝を落とし、枝を寝かせて横に広げる作業です。
それに、梅の木1本1本が個性豊かに色々な形をしています。上に上に伸びてゆき、元気があるけど選定と収穫泣かせの梅の木や、枝が沢山出てどっから手を付けて良いかわからない木、太陽の日を求めてお隣さんと空中戦をしている木等など、皆さん色々な個性を持っております。しかし、選定はしなければならないのです。たとえどっから手を付けていいかわからなくても、脚立に乗っても手が届かなくても(これが一番大変です・・・)
でも、1本の木の剪定が終わると何とも言えない達成感があります。
まだまだ、1,800本全てが終わるのは先のお話です。
挫けず、諦めず、寒さに負けず、首の痛さに負けずに頑張ってゆきます(上ばっかり見てる作業のため)。