多くの方々より、「火山灰の影響はありませんでしたか?」や「梅や皆様は大丈夫ですか?」と本当に嬉しいお電話やメールを戴き、本当に有難う御座います。
1月26日に噴火した新燃岳。
私も生まれて初めてこんなに灰が積もるのを見たことがありませんでした。
正直、噴火しても大した被害は無いと思っていましたが、その日の夕方から降灰が始まりました。
最初は、桜島の火山灰を経験したことがあったので、それと同じ位だと思っていましたが、どんどん激しくなり、夜にはまるで砂を上からまかれている感じでした。
一夜明け、外の景色は全く変わりました。
上の写真は、噴火がある2日前の梅園の写真です。
噴火した翌日の写真です。
この日の天気は 晴れでしたが、灰が空を覆い尽くすかのように広がり、一日中曇っていました。
幹の拡大写真です。
灰が積もって、梅が灰色になってしまいました。
うちの野菜畑も降灰によって灰色一色になってしまいました。
近くで見ると、
葉に灰が積もって、鮮やかな緑色は全く見えません。
朝は、風が無くよい天気でも どんどん空の表情は変わってきます。
朝10時の写真です。
ほとんど風がなく、いい天気でした。
昼すぎの写真です。
風に乗って、灰が梅園上空を覆い始めました。
この時位から、灰が降り始めます。
夕方の写真です。
灰の雲が太陽を隠して、曇ってきます。
こうなると灰がどんどん降ってきて、ウィンドブレーカー等のナイロン製の服を着ていると灰が落ちてきている音がはっきりと聞こえます。
こうなると作業どころではありません。
噴火して、風に乗って流れる灰です。
灰が風に乗って、どこに広がってゆくのが解ります。
本当にその日の風向き次第で、どちらに行くのかわかりません。
正直これを見たときには、恐ろしさを感じます。
風向き一つで、被害が大きくなるか小さくなるか解るからです。
この様子をみると、何も言えなくなります。そして、早く鎮静化してくれればと切に願います。
梅だけでなく、土も、野菜も、建物も、すべてに影響が出ます。
そして、地域に深刻な影響をもたらします。
これから、梅は花を咲かせる季節になります。
降灰がどんな影響をもたらすか、全く解りません。
少しでも、影響が出ないように梅園の管理をしっかりと行ってゆきます。
皆様、どうか見守って下さい。
宜しくお願い申し上げます。
車で市内を走っている時に、走行して舞い上がった灰の中を通学している小・中・高校生の姿をみると早く鎮静化してくれるのを願わずにはいられません。